日本皮膚科学会雑誌
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全身性強皮症における抗核抗体と臨床症状―特にscore診断との関連について―
竹原 和彦石橋 康正諸井 泰興
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1985 年 95 巻 2 号 p. 135-

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抄録
全身性強皮症において検出されることの知られている各種抗核抗体と臨床像との関連を明らかにすることを目的とし,以下の検討を加えた.全身性強皮症患者35例について,血中に検出された抗核抗体により,抗centromere抗体陽性群8例,抗Scl-70抗体陽性群15例,抗RNP抗体単独陽性群5例,その他の群7例の4群に分けた.各群において現在厚生省強皮症調査研究班で検討中のscore診断に関して検討を加えた.高Scl-70抗体陽性群ではscore5~6を示す定型的な全身性強皮症が15例中9例に認められたのに対して,抗centromere抗体陽性群,抗RNP抗体単独陽性群では全例score2~4であった.抗Scl-70抗体陽性群では肺線維症,指の屈曲性拘縮の頻度が高く,抗centromere抗体陽性群で肺線維症,抗RNP抗体陽性群では全身のびまん性色素沈着が低頻度であった.以上述べたごとく,抗Scl-70抗体は定型的な全身強皮症を示す血中マーカーである可能性が強く示唆された.
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© 1985 日本皮膚科学会
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