横浜市立大学医学部皮膚科学教室
1988 年 98 巻 4 号 p. 403-
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同種皮膚移植の免疫学的解析のため,まず移植皮膚の生着期間延長の試みを行った.レシピエントマウスと移植皮膚との遺伝的な差がH-2,non-H-2のいずれの場合も生着期間が短縮した.しかし差が免疫グロブリンのアロタイプのみの場合は生着した.次にレシピエントマウスにT細胞,増殖性T細胞,H-2クラスⅡに対する抗体を静注処理すると,いずれの場合にも生着期間が延長した.またレシピエントマウスヘの抑制性T細胞の静注や,移植皮膚をUVB処理することによっても移植皮膚の生着期間延長が観察された.
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