自治医科大学皮膚科学教室
1989 年 99 巻 1 号 p. 53-
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尋常性天疱瘡・落葉状天疱瘡・水疱性類天疱瘡の3症例に対し,免疫抑制剤の一つであるシクロスポリンと副腎皮質ホルモン剤の少量併用投与を行ない著しい臨床症状の改善が得られた.両者を少量併用投与することにより症状改善の相乗効果と両者のもつ副作用を軽減・回避できることが,その利点である.とくに,水疱症治療の第一選択薬剤である副腎皮質ホルモン剤に抵抗性の症例や副作用をきたした症例また高年齢者には良い治療法と考える.
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