デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
札幌ライフスタイルスタディ 運動習慣導入による健康指標改善効果に関する研究
河口 明人, 柚木 孝敬, 黒川 正博
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2008 年 29 巻 p. 152-159

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抄録

札幌ライフスタイルスタディは,運動習慣の導入および栄養指導からなる生活習慣是正による身体健康指標の改善効果を明らかにするための1年間の地域密着型前向き無作為化介入研究である.インフォームドコンセントとともに研究に参加した316 名の適格者は,年齢,性別,BMIおよび喫煙の有無を割付因子とした最小化法によって,対照(A)群105名,運動介入(B)群106名,運動・栄養介入(C)群105名にそれぞれ群別された.運動介入のBおよびC群には,週150分の速歩が勧奨され,毎月のNews Letterおよび運動講習会で動機付けされた.栄養介入はC群に対して行われ,摂取エネルギーの適正化,n-3系脂肪酸2.9g/日の摂取,食物繊維の2.0gの増加が勧奨され,毎月のNews Letterおよび栄養講習会が開催された.1年の介入ののち,249人が終了時健康診断を受診した(観察率78.8%).B,C群で,速歩の増加が観察され,HDL-C濃度がBおよびC群で増加し,LDL-C/HDL-C比はBおよびC群で減少した.同時にC群でのみ,単位カロリー当たりのn-3系不飽和脂肪酸摂取量が有意に増加し,栄養素バランスの改善が見られた.

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© 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団
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