デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
健康の維持・増進を目指した運動処方のヒトおよびラットにおける再検討
大平 充宣中井 直也岡部 洋興陳 全寿
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2011 年 32 巻 p. 11-18

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抄録

トレッドミル歩行や自転車エルゴメータ運動,膝伸展運動が,ヒトにおけるヒラメ筋活動に及ぼす影響を追求した.その結果,膝伸展および自転車エルゴメータ運動では,足関節の底屈が必須であることが示唆された.かかとから着地するヒトでは,歩行速度や登り勾配が増すほどヒラメ筋活動は増大したが,足裏前部で着地するヒトでは逆に減少した.歩行運動処方には個人の歩行パターンを考慮する必要があることが明らかとなった.また,脊髄L4-6における後根神経の両側切除が,脳タンパク質発現に及ぼす影響をラットで追求した.その結果,感覚神経切除2週間後,視床および視床下部における解糖系酵素発現,細胞死抑制因子等に関与するタンパク質発現が減少した.しかし海馬には大きな変化はなかった.脚筋活動の影響を受ける感覚神経を介した情報が,脳機能に重要な影響を及ぼすことが示唆された.

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