日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第10回 年次大会
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セッション5:ゲームデザイン
デジタルゲームにおける難易度と失敗の繰り返しに関する研究
*中井 理貴*遠藤 雅伸
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 106-109

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抄録
プレイヤーは、ゲームが与える課題の難易度が高く、達成ができないとゲームから離脱する。しかし、課題の難易度が高くても成功するまで離脱せずに繰り返しプレイするプレイヤーがいる。我々は、実験用ゲームを使って難易度と失敗の繰り返しに関する検証実験を行った。その結果、最も多かったのは10回未満の失敗で離脱したプレイヤーであり、それより多い回数で離脱したプレイヤーは繰り返す間隔が短かった。一方、20回を超えるプレイヤーは成功するまで離脱しなかった。成功するまで繰り返すプレイヤーは執着が強く、ゲームに対する執着は繰り返しの間隔で測れると示唆された。
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