抄録
近年、様々なゲームにおいてプレイヤーの感情に沿ったゲームデザインをする工夫やその研究がなされている。その中で本研究では、プレイヤーがプレイ中に発する音声に注目した。ゲームプレイ中、プレイヤーは無意志に音声を発することがある。また、個人差はあるが感想等をその場で簡潔に述べるプレイヤーもいる。それらの音響的特徴量を入力情報として感情を推察する。その感情を考慮し、動的に難易度を制御するDAAFシステムを開発した。 さらに、DAAFシステムを用いてデモゲームを作成し、実験を行った。 その結果、 プレイヤーごとに難易度の調整を行うことができた。