抄録
本研究では,ビデオゲームにおけるコンパニオンキャラクターの選択行動に着目し,プレイヤーの性別および文化的背景が選択結果と選択理由に与える影響を検討した.Unity を用いてテキストアドベンチャー形式の実験用ゲームを開発し,参加者にキャラクター属性を設定させ,プレイログとプレイ後アンケートを取得した.分析の結果,コンパニオン性
別はプレイヤー自身と同じ性別が選択されやすく,単純な異性選好は支持されなかった.一方,日本出身者では自己参照的な記述が,外国出身者ではゲーム内役割や機能を重視する記述が多くみられ,キャラクターをどのような枠組みで捉えるかに文化的差異が示唆された.