日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第16回 年次大会
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口頭セッション 3 : 産業1
女性向けスマホゲームにおける「推し活」の実態がグッズ購買行動に与える影響
*張 子妍*李 佳欣*小山 友介
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 71-76

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抄録
本研究は、女性向けモバイルゲームにおける「推し活」がキャラクター消費に与える影響を、質的・量的分析から解明することを目的とする。まずはプレ調査として、日本人プレイヤーへの半構造化インタビューの結果、消費動機には個人の愛着のみならず、コミュニティーなどの外部要因からの影響も強く作用していることが確認された。さらに、アンケート調査を通じて、これらの消費心理を定量的に検証し、複数の消費パターンを抽出した。調査の結果、購買動機は「物的愛着」「推しへの純粋な愛着」「集団内自己顕示・同調」の3 因子に分類された。重回帰分析により、公式グッズへの支出は純粋な支援を目的とする「献身派」が牽引する一方、非公式物品への支出は装飾やアレンジを楽しむ「装飾派」が主導するという構造的差異が判明した。SNS 環境下での自己呈示やコミュニティ内の対人関係が、現代の「推し活」消費を規定する重要要因であることを示唆している。
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