日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第9回 年次大会
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口調セッション6: プレイヤー研究
認知資源がデジタルゲームの評価に与える影響
*玉宮 義之
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 77-79

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抄録
本研究は、デジタルゲームの操作性がプレイヤーの認知資源に影響を与え、その結果としてゲームの評価に変化が生じる過程を検討した。参加者はゲームの操作が簡単な設定と複雑な設定のどちらかの条件で10分間遊んだ。認知資源に関連する権標として、ゲームプレイ中に操作方法が記載された紙を確認した回数を記録した。ゲーム終了後にゲームの操作性・ルール・面白さ・購買意欲について質問紙で回答を求めた。その結果、操作が複雑な設定の条件で遊んだ参加者は、ゲーム中に操作表を確認する回数が簡単な設定の参加者よりも多いことが明らかとなった。一方で、質問紙の各項目間では条件の差が有意では無かった。この結果について、認知資源とゲームの特徴の観点から考察が行われた。
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