抄録
2012 年に誕生した日本ゲーム博物館はピンボール筐体やアーケードゲーム筐体を保守している施設博物館である。現在、リニューアルオープンに向けて休館中だが、名古屋市博物館をはじめ、さまざまなレトロゲームの展示イベントにも協力しつつ、開店準備とメンテナンスを行っている。アーケードゲーム筐体の修理にあたり重視している点は「できるだけオリジナルに近い状態稼働できるようにすること」としている。しかし、費用の点を含め、人員の育成など、保守をしていくにはいくつもの課題がある。だが、「アーケードゲームを楽しんでもらいたい」「アーケードゲームを後世に残したい」という思いのもと、さまざまな人に楽しんでもらえるよう今後も努力を続けていきたいと考えている。