道南医学会ジャーナル
Online ISSN : 2433-667X
腫瘍内容液の漏出防止にソフトカップアスピレーターを使用した小切開手術が有用であったと考えられた大型の卵巣腫瘍の1例
佐藤 賢一郎福島 安義
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2022 年 5 巻 1 号 p. 90-95

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抄録

症例は32歳、0妊0産(未婚)、子宮がん検診の希望にて受診したところ、長径20cmを超える卵巣嚢胞性腫瘍を認めた。画像診断、腫瘍マーカー等の所見では悪性も否定できなかったが、希望にて小切開手術を行う方針とした。腫瘍内容液の漏出防止法としてソフトカップアスピレーターを使用し、4cm小切開手術にて片側付属器摘出術を施行した。摘出物重量は3,110gで、病理組織検査では右卵巣漿液性嚢胞腺腫であった。

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© 2022 道南医学会
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