道南医学会ジャーナル
Online ISSN : 2433-667X
子宮内膜癌の腹壁皮膚転移のMR拡散強調像所見について
佐藤 賢一郎
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2024 年 7 巻 1 号 p. 112-116

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抄録
症例は、87歳、1産で、パーキンソン病、認知症を合併し、不正性器出血の主訴で受診し子宮内膜癌の診断となった。性器出血のコントロールの目的で手術を施行し、進行期ⅢA(日産婦2011、FIGO2008)、組織型は漿液性癌であった。緩和ケア中に、術後9ヵ月目に下腹部に発疹が出現し、同部はMR拡散強調像にて高信号を示し、生検にて腺癌が認められた。皮膚転移より3ヵ月目に癌性悪液質、多臓器不全で死亡した。
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© 2024 道南医学会
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