大学入試研究ジャーナル
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志願倍率と志願者及び合格者のセンター試験成績の推移
―「大学入試の選抜機能」の観点からの検討―
吉村 宰
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2012 年 22 巻 p. 51-56

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抄録

2002年度から2010年度におけるN大学志願者及び合格者のセンター試験成績を受験者の基礎学力の指標としその推移を分析することで, 「大学入試の選抜機能が低下し, 入試によって入学者の学力水準を担保することが困難な状態になりつつある」 (H20中教審答申) ことがN大学において成り立つのかどうかを実際の入試データに基づいて検討した。その結果, 入学志願者及び入試合格者の学力水準は学部によってほぼ決まり, 志願倍率と志願者及び合格者の学力水準に連関がみられないことなどが明らかとなった。さらに, 予備校の大学入試困難度予想の数値が志願者及び合格者の学力水準と強く連関することも明らかになった。得られた結果から, 受験生の自己選抜まで含めて考えると, 少なくともN大学では, 現行制度の下での大学入試の選抜機能が十分であることが分かった。

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© 2012 独立行政法人大学入試センター
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