大学入試研究ジャーナル
Online ISSN : 2187-6762
Print ISSN : 1348-2629
ISSN-L : 1348-2629
志願倍率の変動を読み解く
――A大学及びB大学の農学部に着目して――
井上 敏憲
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 23 巻 p. 45-50

詳細
抄録

隣接する2県にあるA大学及びB大学の農学部前期日程について, 志願倍率の推移を比較した。両大学の倍率が入れ替わるなど対照的な動きもあるが, 全体としてはB大学の志願倍率が高い。倍率変動の要因として, 受験産業がセンター試験自己採点集計サービスとして受験生に提供する合否判定を仮定し, 両者の関係を見た。その結果, いわゆるボーダーラインが上って難化が予想されると志願倍率は低下し, 易化が予想されると上昇していることが観察できた。また, 両大学が発表している合格者のセンター試験成績からは, 倍率では優位なB大学が成績上位者を選抜できているわけではないことが示された。

著者関連情報
© 2013 独立行政法人大学入試センター
前の記事 次の記事
feedback
Top