東北大学高度教養教育・学生支援機構
2018 年 28 巻 p. 119-125
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東北大学では大学入試の多様化政策の一環として誕生した「自由設計入試」であるAO入試制度の利点を生かして改革を推進してきた。高大接続改革政策の中で新たな入試制度のモデルとされたこともあり,募集人員の3割までAO入試を拡大することとなった。しかしながら,大学入試の制度設計に必要となる経験則に照らすと,微妙な匙加減が必要な方針である。本稿では,大学入試の諸原則に照らしながら,高大接続改革の下での今後の東北大学の「AO入試3割拡大方針」の展望を試みる。
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