2018 年 28 巻 p. 171-176
本研究は,社会科目のパフォーマンス課題とその評価を国立大学のAO・推薦入試に活用して,汎用的な選抜・評価方法の確立を目指す実証的研究である。高校生のグループワークによるパフォーマンス課題「大戦直前のドイツの中学校のカリキュラムと授業」を開発し,それに取り組む高校生の活動をルーブリックで評価した。活動場面ごとに測定される能力を思考力とコミュニケーション力に絞り,改訂版タキソノミー等を参照して二つの能力の具体的構成要素を明示した。評価を担当した教員により,パフォーマンス課題とその評価方法・ルーブリックが評価された。その結果,情報過多と時間不足で測定不能な要素がある等の改良点が指摘され,次の実践への足がかりとなった。