2018 年 28 巻 p. 239-244
島根大学では,2013年度から学生が夏季休業等を利用して出身高等学校を訪問し,自分自身の学生生活を話すことにより,本学での教育活動を出身高等学校の生徒及び教員に伝える活動を実施している。この取り組みは,地道ではあるが実際の学生の姿を通して高校生や高校教員に本学を知ってもらうことができる。本稿では,本学における学生の出身高等学校訪問について紹介し,2013年度から2016年度までに出身高等学校訪問を行った学生を出身都府県,高等学校での在籍学科,入試区分毎に分類した結果を示す。更に,2016年度に行ったこの取り組みにかかるアンケート結果が示す学生の成長と今後の展望について報告する。