大学入試研究ジャーナル
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パフォーマンス課題を用いた主体性等を評価するデザイン
――静岡県における工学系の高大接続事例をもとに――
雨森 聡宇佐美 壽英藤井 朋之
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2019 年 29 巻 p. 188-193

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抄録

筆者らは,高大接続的な内容のパフォーマンス課題とその評価を,地域の高校と大学の関係者が協働する高大連携の体制で実践を行った。その実践では,ペーパーテストだけではなく,パフォーマンス課題等を用いて学力の3要素を評価しようと試みている。この実践と評価についてのデザインを提案することが本稿の目的である。実践の内容は大学の専門分野から高校教育に到達するものを用意し,難易度はナンバリングでいうところの大学1年次かそのひとつ下のレベルに設定し,大学での学修との接続性を持たせる。このデザインに基づき,2度の実践を重ねている。本実践は,他の領域での流用や評価の汎用性も念頭に置いている。

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