大学入試研究ジャーナル
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筑波大学「先導的研究者体験プログラム」と入学経路
白川 友紀松井 亨島田 康行大谷 奨本多 正尚
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2020 年 30 巻 p. 261-266

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抄録

2009年度から10年間にわたって実施した「先導的研究者体験プログラム」の参加者の割合が入学経路(入試)によって異なることを2013年度と2016年度に報告した。その後も,入試の変更や授業化を行いつつも同様の主旨でこのプログラムを継続しているので,既報と同様に入試による参加者の多寡を調査した。既報での結果と同様にAC入試(アドミッションセンター入試),国際科学オリンピック特別入試による入学者の参加の割合が大きく,これらの入試による入学者の研究に対する意欲が高いことが示されたと考えられる。また一般入試(前期)による入学者の参加割合が小さい状況が続いている。前報からサンプルサイズも増加し,前報での結論がより確かなものになった。 一方,最近の変化傾向として一般入試(後期)の参加者が増えている。

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