本研究は,理論生成型手法であるワークショップを用いた学生の主体的な関与に基づく新たな学生募集広報内容の創出の試みである。これまでの主な学生募集広報に学生の意見を反映する手法として用いられてきたのが定量的アンケート調査である。定量的アンケート調査は,事前に広報担当者が立てた仮説の検証に適した理論実証型手法であり,入学者の全体的な傾向の把握に適しているが,設問項目外の知見の発見に不向きである。そこで本研究では,学生がワークショップにより主体的に大学の広報内容を検討することで,これまでの大学の広報担当者では思いつかなかった新たな広報内容の創出を試みる。すなわち,理論検証型手法から理論生成型手法への転換の試みである。