2009~2019年に鳥取大学が参加した会場形式進学相談会において相談者で個人情報を得られたものの鳥取大学への志願状況を調査した。会場形式進学相談会で鳥取大学のブースで相談した高校生等の32.5%が次年度以降の入試で鳥取大学を志願した。また,翌年に受験可能な3年生以上に限定して次年度入試の志願率は33.5%と大きな差はなかったが,これらの結果から,会場形式進学相談会で入試広報活動として一定の効果があったと考えられる。2010~2020年度入試の志願者のうち,会場形式進学相談会での相談者の割合は,2.9%であった。また,早期に実施される入試区分の志願率が高かった。