2021 年 31 巻 p. 351-356
今般の大学入学者選抜を考える上で,学力の3要素をどのように評価するかは各大学の個別試験における課題となっている。デジタルハリウッド大学では2020年からの入試改革に先立ち,サマー・トライアウトAO入試(2019年8月)においてAdobe Spark PostというICTツールを活用したグループワークを実施し,学力の3要素,特に「主体性・多様性・協働性」(主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)を測る試みを行った。本稿では上記の取り組みを通じて,今後の大学入試広報のあり方についても考察する。