大学入試研究ジャーナル
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高等学校における数学および理科の履修状況に関するアンケートの分析(3)
――学部初年次の学業成績との関係――
平井 佑樹高野 嘉寿彦小山 茂喜平野 吉直
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2021 年 31 巻 p. 91-96

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抄録

信州大学では,学部1年の新入生約1,500名(全新入生の7割強)を対象として毎年4月初旬に高等学校数学・理科の履修や学習状況に関するアンケート調査を実施し,本学入学後の教育に活かしている。前報では2018年度に実施した記名式調査の結果を示し,学生が回答した高等学校各科目の理解度(自己評価理解度)と,大学入試センター試験各科目の得点とに0.2から0.4程度の正の相関があったことを報告した。本稿では,2018年度調査における自己評価理解度と当該学生の学部初年次成績との関係について示し,本学全体としては,弱いながらも両者に正の相関が認められたこと等を報告する。

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