2022 年 32 巻 p. 271-277
本研究は看護学士課程志願者対象のパフォーマンス課題と評価を開発し,看護学士課程志願者の汎用的な選抜・評価方法の確立を目指す実証的研究である。福井大学医学部看護学科の教員の指導と協力を得て,福井県内の高校生を対象とする高大連携探究プロジェクトを開発し実施した。受講者はパフォーマンス課題「2040年の未来の看護」について作業課題とグループワークに取り組み,その活動は評価者により「思考力」「コミュニケーション力」(各5つの構成要素)としてルーブリックで評価された。3月実施の第1回プロジェクトと,改良版の7月実施の第2回プロジェクトについて報告する。