2024 年 34 巻 p. 205-210
東北大学では,全学部の一般選抜において「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価には,チェックリストによる志願者の自己申告方式(主体性評価チェックリスト)を採用している。本稿では,2021(令和 3)年度入試から 2023(令和 5)年度入試までの実施結果と高校調査の結果から主体性評価チェックリストの有効性と課題を検討した。多くの志願者は正直に自己申告を行っていることがうかがえた。また,他の選抜資料との相関分析から主体性評価チェックリストの妥当性が示唆された。さらに,ほとんどの高校が同方式を支持していた。2025(令和 7)年度以降の入試でも同方式を継続することに重大な問題はないと考えられる。