2025 年 35 巻 p. 111-116
本研究では,A大学の志願者アンケートの結果に基づき,出身地域・入試区分別に5年間の志願者動向を検討した。結果,学校推薦型選抜の志願者は一般選抜前期より研究分野や学部・学科の方針への意識が高く,合格者は不合格者より入試難易度を意識しており,A大学周辺地域の志願者は他地域より就職を志願理由とする傾向がみられた。志望校決定時に影響を受けた人は「自分で決めた」が最多であり,他地域の学校推薦型選抜の志願者は「学校教員」を,A大学周辺地域の一般選抜前期の志願者は「保護者」を相対的に多く選択した。また,年度初めにA大学を第1志望として出願したことは,志望校を自分で決めた認識と関連していた。