2025 年 35 巻 p. 117-121
高大接続改革による新たな大学入学者選抜が2021年度入試より始まり,一般選抜では調査書や志願者本人が記載する資料等をより積極的に活用することが求められた。これに伴い,信州大学では一般選抜における面接を課さない選抜において,調査書の学習成績概評を用いた「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価を行っている。本稿では2023年度入試の状況について述べ,さらにこの調査書配点により逆転合格した学生の入学後成績について述べる。本研究の結果,学業成績という観点では,調査書を用いた主体性等の評価がある程度有効であることが明らかになった。