教員養成大学・学部では,学生の教職志向性(教職に就きたい気持ち)が高学年で高い状態であることが求められている。本研究では,入試形態・入学時学力・大学選択理由に着目し,入学後の教職志向性の推移との関連を分析した。その結果,①調査時点のA大学の入試形態や入学時学力と入学後の教職志向性の推移には関連がみられないこと,②大学選択理由に「独自プログラム」(▲▲学修があるから)を挙げた場合に,教職志向性が高位で推移する傾向があることを示した。この結果は,教職志向性が高位で推移する可能性が高い者の選抜を志向する場合には,入学者選抜において特定の大学選択理由が指標となる可能性を提示した点において意義がある。