2026 年 36 巻 p. 161-167
本研究は,東北大学 2024 年度入学者を対象とした質問紙調査に基づき,大学志願先の決定時期に影響を及ぼす要因を検討したものである。なお,分析は進路選択のプロセスが比較的標準化されている現役で合格した入学者に限定して実施した。性別,出身地域,学問分野,選抜区分,進学イベント参加経験等との関連を分析した結果,志願先の決定は高校 2 年秋から 3 年夏に集中し,医歯薬系志望者や AO 入試群では早期決定の傾向がみられた。これに対し,一般選抜や人文社会系では比較的遅い時期の決定が多かった。オープンキャンパスや進学説明会等の参加経験も志願先決定時期と有意に関連し,参加者が早期に決定する傾向が確認された。