2026 年 36 巻 p. 189-194
国立大学一般選抜では,共通テスト(大学入学共通テスト)後の自己採点結果に基づく事後出願方式により,共通テスト前の第 1 志望校を断念し,他の大学や学部等に変更して出願する受験生が多く見られる。本研究では,K 大学一般選抜前期日程を経た入学者に対する 2022 ~ 2024 年度の 3 年間の調査結果から,共通テスト後に出願校を決定(変更)した者について,志望順位と入学後の成績(1 年前期 GPA)との間に関連が見られるのかどうかを検討した。その結果,全体では 1 年前期の成績が学部等の志望順位に依存する傾向が見られた。また,男女別に見た場合,女子は学部等の志望順位に依存することなく,男子よりも入学後の成績が良好である一方で,男子は,第 2 志望以下の者が第 1 志望者よりも GPA が低い結果となった。