動物臨床医学
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Case Report
ウサギの切歯不正咬合の矯正12例
吉本 憲史吉本 留美子
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キーワード: 義歯, 切歯不正咬合, ウサギ
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2001 年 10 巻 3 号 p. 141-147

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抄録

ウサギの切歯不正咬合12例に対して矯正処置を行った。その結果 A)完全に正常に復したものが4例、B)月1回程度のわずかな矯正でほぼ正常に維持出来たものが4例、C)3カ月以上処置しても不良なものが4例であった。常生歯である兎の歯を矯正するためには、可能な限り頻回に処置を行う必要があると思われたので、無麻酔かつ短時間に処置出来るように、マイクロエンジン用の自作のバーカバーを考案し、保定法を工夫した。経過が不良な例 C)に対しては、指骨ネジや骨プレートによる外科処置や義歯の接着による抑制矯正などを行った。その後は経過観察中である。

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© 2001 動物臨床医学会
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