動物臨床医学
Online ISSN : 1881-1574
Print ISSN : 1344-6991
原著
縦隔型リンパ腫の猫10例
福井 健太安川 邦美田端 克俊森下 啓太郎植野 孝志庄司 祐樹長屋 有祐下田 哲也
著者情報
キーワード: , 縦隔型リンパ腫, UW25
ジャーナル フリー

2011 年 20 巻 4 号 p. 115-120

詳細
抄録

2005年11月~2010年7月までに,縦隔型リンパ腫と診断した猫10例に,犬のUniversity of Wisconsin-Madison chemotherapy protocol(UW25)に準じたプロトコールを行い,完全寛解率,生存期間ならびに抗癌剤の副作用について調査した。完全寛解率は90%と非常に高く,生存期間は1年未満が6例(現在生存中1例含む),1年以上2年未満が1例(現在生存中),2年以上3年未満が1例(現在生存中),3年以上が2例(現在生存中1例含む)と長期の生存期間が得られた。副作用の程度は軽度であり対症療法により回復した。このプロトコールでは25週の治療期間中に再発がみられなかった場合,過去のCOP療法の報告と比べ非常に長期の生存期間が得られることが証明された。

著者関連情報
© 2011 動物臨床医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top