生物環境調節
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葉のクロロフィル量の遠隔測定法に関する研究 (I)
双子葉植物の葉内クロロフィル含量の推定に有効な分光反射特性
青木 正敏矢吹 万寿戸塚 績西田 実
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1986 年 24 巻 1 号 p. 21-26

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抄録
8種の樹木 (クスノキ, サンゴジュ, キョウチクトウ, ウバメガシ, ネズミモチ, ポプラ, スズカケノキ, ケヤキ) およびサツマイモの葉の単位葉面積当りのクロロフィル含量を遠隔的に推定するために適した分光反射特性を明らかにしようとした.比反射率rNI'/rG' (rNI', およびrG'はそれぞれ800nmおよび550nmにおける分光反射率) によれば葉内クロロフィル含量を植物の種類および時期のいかんにかかわらず5μg・cm-2 leaf (標本数が147枚の葉のクロロフィル含量の平均値の約10%に相当する) の標準推定誤差で推定できた.なお, 推定のための回帰直線はすでに報告されている単子葉植物に対するものとは異なった.
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© 日本生物環境工学会
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