生物環境調節
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ナス・ピーマンの育苗とその生産力に関する研究 (第8報) ナスにおける育苗期の灌水時期の影響
加藤 徹楼 恵寧
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1987 年 25 巻 4 号 p. 159-163

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抄録
灌水時期の影響をみるため, はやぶさナスを供試し, 3種類の床土をつめた12cmポリポットに鉢上げし, 朝灌水, 昼灌水と夕方灌水など3つの処理区を設けて, 調査した.
昼灌水区では苗の生育が最もよく, 乾物重が多かった.朝灌水区では, 乾物重が最も少なかった.しかし, 乾物分配率からみると, 朝灌水区の苗は根への分配が多く, 茎への分配が少なかった.逆に昼灌水区の苗は茎への分配が多く, 根への分配が少なかった.それで, S/R値からみると, 朝灌水区の苗はS/R値が小さく, 昼灌水区の苗はS/R値が大きかった.夕方灌水区の苗は朝灌水区と昼灌水区の間であった.
朝灌水区の苗は定植後発育がよく, 収量が最も高かった.昼灌水区は生育も不良で, 収量が最も少なかった.床土別からみると, 土のみの床土区で収量が最も多く, バーク堆肥のみの床土区では収量が一番低かった.
定植時S/R値が小さく, しかも葉面積が大きい苗はその後発育がよく, 収量が高かった.S/R値が小さいほど, 収量が多くなる傾向がみられた.また, 太根根数と収量との間にも高い相関関係がみられた.つまり, 太根の多い株では収量が多くなり, 収量の少ない株では太根が少ない傾向がみられた.
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© 日本生物環境工学会
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