生物環境調節
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ササユリの母りん片培養における切断および植物ホルモン処理の子球形成に及ぼす影響
水口 茂大川 勝徳
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1994 年 32 巻 4 号 p. 239-243

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抄録
ササユリの子球形成に及ぼす母りん片の切断や植物ホルモン処理の影響を明らかにするため本実験を行った.1.母りん片の背軸面の一部と周縁部を切除して, 植物ホルモン無添加のMS寒天培地で温度24℃, 光条件20μmol・m-2s-1連続照明下に8週間培養した結果, 処理区での子球形成数は対照区に比較し約2倍となり, 両処理区間に有意差が認められた.
2.母りん片を基部から先端部に8等分し, これらの移植片を2, 4-D1.0mg/L-kinetin0.1mg/L区, 2, 4-D0.1mg/L-kinetin1.0mg/L区および対照区に移植し, 1と同様の方法で培養した.その結果, 植物ホルモンと子球形成数との間では, 2, 4-D1.0mg/L-kinetin0.1mg/L区が子球形成に有効であると思われた.またりん片の部位における子球形成は, 基部の移植片で子球形成が良好で, 形成された子球の数はりん片の中間部で高い値を示した.
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© 日本生物環境工学会
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