抄録
本実験はクロユリ (Fritillaria camtschatcensis KerGawl.) の小球状りん片由来の再生子球を供試し, in vitro培養での子球重, 出葉および発根に及ぼす温度と照度の影響を検討した.その結果, 子球重の増加と出葉促進には培養温度20℃, 発根促進には20~25℃が良好であった.子球重の増加に照度効果はないものの, 出葉促進は150~300μmol m-2s-1, 発根促進には300μmol m-2s-1が効果的であった.いっぽう, 出葉は暗黒下でまったく認められなかった.