生物環境調節
Online ISSN : 2185-1018
Print ISSN : 0582-4087
ISSN-L : 0582-4087
‘加賀太’キュウリの葉および果実における苦味発現と窒素レベルとの関係ならびに苦味果の発生と窒素レベルに及ぼす低温の影響
加納 恭卓後藤 秀幸福田 秀範石本 兼治
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 38 巻 2 号 p. 55-62

詳細
抄録
加賀太キュウリ (Cucumts sativus L.) における苦味果の発生と葉中の窒素レベルに及ぼす低温の影響について調査した.低温条件下で生育したキュウリでは, 葉重はより小さくなり, 苦味果の発生は高くなった.葉中の硝酸態窒素含有率は一定の傾向が認められなかったが, 葉中の全窒素, アミノ酸, タンパク質含有率は, 低温条件下でより高くなる傾向が認められた.したがって, 低温下では植物体の葉の生長が著しく抑制される結果, 葉中の全窒素含有率が高まり, 硝酸還元が活発に行われ, アミノ酸, タンパク質の生合成, 苦味の発現が促進されるものと考えられる.
著者関連情報
© 日本生物環境工学会
次の記事
feedback
Top