トマト (福寿2号) を用いて3種類の単色光螢光灯の組合わせと生育の関係を実験した.
RedとBlueの組合わせではRedが全体のエネルギー量の80%~88%のところに生育 (草丈, 乾物重, 生体重, 茎径) の最大があらわれ, トマトの生育にとってある波長の組合わせが必要であることがわかった.この最大の生育を与える組合わせのRedの一部をOrangeにかえて, 波長幅を広げた組合わせで生育させたトマトはRedとBlueだけの組合わせより生育が劣り, Redの波長幅はあまり広くなくてもよいことが明らかとなった.また最大の生育を与えるRedとBlueの組合わせにGreenを付加しても生育には有意な差はなく, Greenの生育にとっての効果はほとんどないことがわかった.