抄録
地球の将来気候をより正確に予測するためには,地球温暖化の要因の一つとして考えられており,人間活動の拡大を背景に年々増加し続けている大気中の温室効果気体の全球規模での分布や排出量を正確に把握する必要がある。近年では赤外レーザー吸収分光法の技術が大きく発展したことで,様々な新しい知見が得られるようになった。本稿では大気中の温室効果気体の主要分析機器として台頭するようになった赤外レーザー吸収分光法について触れ,実際に移動観測プラットフォームにおける赤外レーザー吸収分光分析計を用いた観測例を紹介する。