環境情報科学
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特集:生物多様性のための30by30目標の達成に向けて
日本における保護地域(国立公園等)の現状と課題
岩浅 有記
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2022 年 51 巻 4 号 p. 27-32

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抄録

わが国における国立公園をはじめとした保護地域の現状を整理した。わが国において陸域は 20.5%が,海域は13.3% が既に保護地域に位置づけられているが,これを 2030 年までに陸域・海域の少なくとも30%を保全する 30 by 30 目標達成に向けた取組を進めていく必要がある。 保護地域の課題としては,①人口減少の加速,②協働型管理と地域ビジョン,③利用のゾーニングと利用ルール,④脱炭素政策等との連動,⑤保護地域の持つイメージ,社会的意識,⑥自然文化を活用した地域創生の視点,が挙げられるが,環境保全を全面に押し出すのではなく,コミュニティに焦点を置いた保護地域のあり方を考えていくことを提案したい。

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© 2022 一般社団法人環境情報科学センター
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