抄録
本稿では,日本においてなかなか進まないといわれている個人の SCP 実践に関して,個人は SCP にかかわる行動を実際にどの程度実行しているのかを,社会調査から得られたデータを分析することで検討した。分析では,データの特徴を踏まえ,6 項目の資源を分別し資源化する行動と,14 項目の持続可能な消費行動の 2 つの行動変数を作成した。分析の結果,資源化行動も持続可能な消費行動もその実行率は以前よりも低くなっている可能性があることが明らかになった。また,科学技術に対する考え方は資源化行動とそれ以外の持続可能な消費行動に対して全く逆の影響を与えることが明らかになった。