抄録
南極の昭和基地では,南極地域観測隊の隊員が研究や観測を行うために1年間活動を行う事になる(越冬隊員の場合)。現地で人が活動を行うには,電力,熱,水や食料が必要である。電力や熱のエネルギーについては,燃料を持ち込んで発電機や暖房機などにより燃料を燃焼させて生産しており,水は現地にある雪や氷を熱により融解させて生産している。また,食料については,1年に1回の砕氷船「しらせ」による補給のみとなることから,1年分の食料を一度に持ち込んで現地で消費している。これらの生活基盤を支えている設営部門においては,極地での環境保全に留意した活動を行う必要がある。