抄録
地球環境は危機的な状況にあり,これまでのような漸次的な取り組みではなく,社会システムそのものを持続可能なものに変革するサステナビリティ・トランジションが求められている。社会のトランジションを実現するためには,日常生活内で行う個人のアクションだけでは不十分であり,他者と協働して社会に働きかけるシビック・アクションを促進する必要がある。本稿では,社会調査によって明らかになったシビック・アクションの影響要因について解説するとともに,調査結果に基づいた教育プログラムの要件を整理した。さらに,学校でプログラムを実装するためのモデルプログラムについても解説し,その可能性と課題を論じている。