1972 年 30 巻 6 号 p. 235-239
Wistar, Donryu および Sprague-Dawley の3系統のラットを用い, 血清コレステロール値の系統差, 性差並びに食餌性コレステロールに対する反応差を調べた。
その結果 Sprague-Dawley 系ラットは他の2系統よりも食餌性コレステロールに対する血清コレステロールの上昇が鋭敏であり, しかも雌において著しいことが判明した。肝臓コレステロール値においても, Sprague-Dawley 系でコレステロール投与による影響がもっとも顕著にみられた。