1974 年 32 巻 3 号 p. 126-135
食物専攻1, 2年生を被検者として, 100種の食品に対するイメージを調査した結果, 1年間専門教育を履修した学生の方に, 次の特徴が認められた。
(1) 無回答率の著しい減少。
(2) 調理法・調理食品・加工食品及び色, 商品名に関する反応語率の増加。
(3) 組合わせ食品, 食品分類に関する反応語率の減少。
(4) 栄養・保健に関する反応語率の増加と内容の充実。
(5) あじに対するぜいごなど, 調理経験からきたと思われる反応語の出現。
その他, 反応語の出現時間のタイプは, 分類別に若干学年差が認められたが, 同一刺激語に対する反応語の種類は, 両年度生でかなり類似していた。