栄養学雑誌
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32 巻 , 3 号
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  • 石田 裕, 大松 孝樹, 小野 房子
    1974 年 32 巻 3 号 p. 103-106
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    静岡産及び宇治産の玉露・煎茶 (一番茶・二番茶) 及び番茶, 九州嬉野の煎茶, 宇治産の碾茶 (濃茶・淡茶) を試料として, 茶葉のNa及びK含有量と温湯及び熱湯による浸出液のNa及びK含有量を調べた。
    1. 茶葉のNa含有量は少量で, 煎茶 (二番茶) と番茶が最も少なかった。碾茶には, 100mg%前後のNaが含まれていた。
    2. 茶葉のK含有量は, きわめて高く, K/Naは玉露・煎茶 (一番茶) で76~96, 煎茶 (二番茶) 及び番茶では115~157であった。碾茶は特異的でNa含有量多く, K/Naは25~30であった。
    3. 浸出液中のNa含有量は少量であったが, K含有量はきわめて多く, 玉露・煎茶 (一番茶) の溶出率が高く, 100℃で浸出すると3分間で90~95%を溶出した。番茶は, 100℃3分間で80%以下であった。
    4. 同じ茶葉を100℃で3回煎じた場合には, 浸出液のK含有量は茶葉成分の10%しか含まれていないが, その際でもおよそ200mg%の含有量であった。
    以上の結果より, 茶葉浸出液には多量のKを含み, 高K食に適した飲料であるが, 低K食には不適当な飲料と見なすことができる。
  • 見目 明継, 岩尾 裕之
    1974 年 32 巻 3 号 p. 107-113
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1) 幼シロネズミの成長にたいするでん粉のアルファ化効果は, 飼料たん白質の栄養価の影響を受けるという推論を確かめるための動物実験を行った。
    2) 飼料のたん白質源として小麦グルテン, 牛乳カゼイン, ラクトアルブミンの3種を選び, おのおのトウモロコシでん粉の生あるいはアルファ化したものと組合せて, たん白質6%含有飼料を調製した。小麦グルテンについてはリジン補足飼料をも調製した。なお, 無たん白質飼料をも併せて調製した。これらの飼料を用いて幼シロネズミによる16日および14日間の飼育実験を行った。
    3) でん粉のアルファ化による幼シロネズミの体重増加率および飼料摂取量の改善は, 小麦グルテンにリジンを補足した飼料ならびに牛乳カゼイン飼料の場合に明らかであった。体重100g当りの Carcass, 肝臓重量にたいする飼料でん粉のアルファ化効果は, 飼料たん白質が異なったことにより影響されなかった。後腹壁脂肪重量の増加は, 飼料摂取量が多くなり体重増加率の高くなった場合ほどいちじるしいことが認められた。
  • 松平 敏子
    1974 年 32 巻 3 号 p. 114-120
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1970年7月~10月に, 大阪府下の4病院において, 入院および外来の糖尿病患者男32例 (40歳以上23例), 女39例 (40歳以上34例) に対し面接, 実態調査用紙に記入させ, 次の結果を得た。
    (1) 学歴は現在の義務教育以上を終えた者が男59%, 女38%で, 女の48%は旧制の義務教育である小学校卒であった。
    (2) 労作強度はふつうの労作以下が男91%, 女92%であった。
    (3) 既往最大体重が標準体重より20%以上の肥満者は男44%, 女56%であった。
    (4) 遺伝関係を持つ者は男31%, 女44%であった。
    (5) 標準体重より11%以上の肥満者のうち, 遺伝関係のある者は35%であるが, 肥満でない者のうちには55%に遺伝が認められた。
    (6) 受診の動機となった糖尿病症状は, 煩渇, 易疲労性, 多飲, 倦怠, 体重減少であった。また, 1人平均4~5種の自覚症状を持っていた。
    (7) 合併症は男50%, 女44%が持ち, 硬化性血管障害が20%で最も多く, 次が肝疾患であった。
    (8) 病名判明以前の食生活は穀類を1日4209以上摂取している者が男75%, 女67%であった。肉類・牛乳・緑黄野菜の摂取回数も一般に少なく, 栄養的にバランス不良の傾向がみられた。
    (9) 食事療法についての質問10題に対し, 入院患者の全問正解率は39%であったが, 外来患者は17%で劣っていた。また男より女が劣っていた。義務教育以上の教育を受けた者の正解率44%に比し, 義務教育までの者は16%で劣っていた。
    以上の調査結果により, 病名判明前の患者の個々の栄養摂取状態のアンパランスを知り, それと同時に糖尿病の早期症状を一般に理解させ早期治療させたいこと, および糖尿病教室の栄養指導法の改善すなわち対象者にもよるが平易に具体的に反復指導しなければならないことを痛感した。
  • 松平 敏子
    1974 年 32 巻 3 号 p. 121-125
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    1970年5月から12月にかけて, 大阪市内の一公立病院において, 糖尿病の教育入院患者男7例, 女7例の入院前・入院中・退院後の食事を調査し, 教育入院の効果を検討した。
    入院前の食事をみると, 病名が確定し, 入院待期中の患者故, 第1報で記したような甚しい穀物偏重の傾向はみられず, 糖質カロリー/総カロリーは60.7%±6.7%であった。
    退院後の摂取栄養に甚しいアンバランスがなく適正であり, 特にカロリーの面では各自の指示された単位カロリーの±約10%以内であること, また血糖値も正常の場合を入院効果ありと判定した。14例中21.4% (男2例, 女1例) に入院効果が認められなかった。
    教育入院時の栄養指導法を改善し, 退院後も継続指導し, 摂食状態を調査確認して行けば, この成績を更に向上できると考えられた。
  • 山岸 恵美子
    1974 年 32 巻 3 号 p. 126-135
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    食物専攻1, 2年生を被検者として, 100種の食品に対するイメージを調査した結果, 1年間専門教育を履修した学生の方に, 次の特徴が認められた。
    (1) 無回答率の著しい減少。
    (2) 調理法・調理食品・加工食品及び色, 商品名に関する反応語率の増加。
    (3) 組合わせ食品, 食品分類に関する反応語率の減少。
    (4) 栄養・保健に関する反応語率の増加と内容の充実。
    (5) あじに対するぜいごなど, 調理経験からきたと思われる反応語の出現。
    その他, 反応語の出現時間のタイプは, 分類別に若干学年差が認められたが, 同一刺激語に対する反応語の種類は, 両年度生でかなり類似していた。
  • 松野 信郎
    1974 年 32 巻 3 号 p. 136-138
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
  • 大谷 八峯, 手塚 朋通
    1974 年 32 巻 3 号 p. 139-147
    発行日: 1974/05/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
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