本研究は,沖縄県宮古島市を事例として,周辺観光地(Pleasure Periphery)における宿泊施設と飲食店の新築状況の空間的分析を行った.建築計画概要書のデータの分析と聞き取り調査を用い,COVID-19パンデミック前後における新築動向の変化を把握した.その結果,宿泊施設の形態は大規模なリゾートホテルから小規模なヴィラタイプまで多様化していることが明らかになった.また,宮古島市内における観光開発は,平良の中心市街地や宮古島南岸,および伊良部大橋の周辺で特に進んでおり,不均衡に展開している様相が確認された.COVID-19パンデミック以降においても,宮古島市では観光需要や旅行需要の変化による外部環境の影響を受けながら観光開発が継続されている.