エレクトロニクス実装学術講演大会講演論文集
第16回エレクトロニクス実装学術講演大会
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新規はんだ接続技術を用いた一括積層型オールフレキシブル多層回路基板
中村 圭馬場 俊和福岡 孝博谷川 聡
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p. 44

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抄録

新規はんだ接続技術を用いた一括積層型多層FPC(Flexible Printed Circuit)を開発した。本回路基板は、PTH(Plated Through Hole)により表裏回路層が電気的に接続された両面FPCを、はんだ粉末/接着剤を用いて積層を行うことにより、多層化を行うという試みである。予め微細配線を有した両面FPCを一括積層することにより、全層高密度化はもとより、ユニット生産、工程数削減が可能となる。また、任意に屈曲部が形成できると同時に、6層部においても、厚み0.25mm以下を実現している。層間に用いる接着剤の流動性制御とプロセスに適合したペースト材料開発が、本基板形成のキーテクノロジーといえる。

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© 2002 一般社団法人エレクトロニクス実装学会
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