学会誌JSPEN
Online ISSN : 2434-4966
委員会報告
「JSPEN-U45アンケート」から見るJSPEN会員の学術活動の現状とJSPENの未来像
熊谷 厚志松井 亮太宮崎 安弘青山 徹奥川 喜永島本 和巳牧 宏樹松尾 晴代光永 幸代
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2024 年 6 巻 1 号 p. 51-64

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抄録

【目的】日本臨床栄養代謝学会(Japanese Society for Clinical Nutrition and Metabolism;以下,JSPENと略)若手会員による将来構想委員会「JSPEN-U45(以下,U45と略)」は,JSPEN会員の学術活動状況と将来への考えを調査するためにアンケートを企画した.

【対象および方法】アンケートはGoogleフォームで作成され,2022年2月に全会員宛てに電子メールで告知,実施された.

【結果】実施時会員22,434人のうち3,756人(16.7%)から回答が得られ,うち1,200人(31.9%)が「取り組んでいる研究がある」と回答した.「ない」理由の上位は「アイデアがない」,「方法がわからない」,「指導者がいない」等であった.45歳以下のアンケート回答者2,415人のうち1,048人(43.4%)が「U45活動に参加したい」と回答した.

【結論】U45は会員の臨床研究を支援するセミナーの開催や共通データベースの構築,若手会員が参加できる「U45クラブ」の設立など,JSPENの未来を創る活動を進める.

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© 2024 一般社団法人日本臨床栄養代謝学会
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